今日の聖教新聞 2006・7・11

★社説

 きょう7月13日、男子部結成55周年を迎えた。
 戸田第2代会長がが出獄し、若き池田名誉会長が無実の罪で入獄した「7・3」。軍部勢力と戦った牧口初代会長、戸田第2代会長の入獄の日「「7・6」。日蓮大聖人が、「立正安国論」を提出し、厳然と国主かん暁をされたのが、7月の16日であった。
 権力と悪呂の結託。理不尽極まりない信教の自由への迫害に微動だにせず、信念を貫いた初代会長の殉教。

   躍進支えた「青年の闘争」

 その意志を継ぎ、出獄した戸田先生が戦後の学会再建に立ち上がり、第2代会長に就任したのが昭和26年の「5・3」。その直後の同年7月に、男子部が結成されているのは偶然の出来事ではない。
 各地では今、広宣流布の一切の勝利を担い立つ男子部の活躍が目覚しい。あの地にも、この地にも、凛々しい青年が陸続と立ち上がっている。
 なかでも、20代のヤング男子部の広布にかける勢いは圧巻であり、新入会者も意気軒昂だ。
 男子部では、今月23日までの「結成55周年記念 師弟勝利月間」の期間中、全国で「青年・躍進座談会」や記念大会を行う。また7月度の本部幹部会を記念の「青年部総会」として開催するなど、この「結成の月」「師弟の月」を、かつてない拡大と人材育成の活動のなかで荘厳していく。
 これまでの創価学会の未曾有の躍進は、常に「青年の闘争」によって切り開かれてきた。
 6月度の本部幹部会の席上、池田名誉会長は青年に語りかけた。「どうせ人生を生きるならば、何かで勝つ。結果を残す。そのための実力と福運を持つことだ。
 皆さんも、“あの地域には、あの人がいる”“あの方面には、あの人がいる”と言われるような、折伏広宣流布の闘志として、また、何らかの分野の一流として、素晴らしい歴史をつくっていただきたい」

  勝利の人生を飾るために

 歴史を残せない人生はわびしい。だからこそ、広布を担い立つ場で、何らかの自身の歴史をつくることだ。そして、その栄光の礎となる青春時代を送ることだ。
 勝利の人生を飾るために大事なことは、「真剣」「誠実」「智慧」、そして「執念の行動」である。
 さらに、「報恩感謝」を忘れない生き方の中にこそ、人間としての真実の栄光は輝いていく。
 「道」を開け、「歴史」をつくれ!-男子部の勝利、師弟の勝利を、師匠は待っている。

★わが友に贈る

 広宣流布
 青年が勝つ歴史だ。
 君よ 革命児たれ!
 常勝不敗の魂を
 永遠に忘るるな!


★きょう 男子部が栄光の結成55周年
 池田名誉会長は、全国の青年部の友に、

   「君は正義の勝利王
    君は広布の勝利王」  との言葉を贈った。

★55周年記念事業
 「三代会長記念室」を設置   世界青年会館に
  男子部史編纂委員会を発足
  創価班・牙城会の指導集を発刊へ

★23日に「未来部躍進月間」がスタート

 勝利の力、幸福の哲学を伝えよう!

 テーマ
 受け継ごう 正義の旗を! 進もう未来へ  後継の道!

アメリカ野球殿堂入りの名選手 セペダさんからメッセージ

   ネバーギブアップ!  最高の師匠のもとで
              “困難に勝つ”青春を

 男子部の結成55周年、まことに、おめでとうございます。「青年こそ未来の異名である」
 池田先生は、このご自身の信念の通り、青年を励まし、青年に全幅の信頼を寄せておられます。1996年に訪日した時、先生自ら青年に懇親の激励をされている姿を、私は今も忘れることができません。師匠は、ここまでされるのか、と。その青年たちをうらやましく思うとともに、私自身、青年の気概で成長し、また後輩を育てていかねばならないと決意を新たにしました。
 大リーグで活躍した私ですが、私の野球人生は苦難の連続でした。膝を故障し、12人の医者が皆、「その膝では野球はできない」と言いました。
 しかし、そのおかげで闘志がわき、その後、打点王、最優秀選手など数々の栄誉に輝くことができました。
 しかし、そうしてつかんだ栄光を、私は一夜にして失ったこともあります。引退後、自分の弱さに負けて、過ちを犯しました。すべてを失い、非難を浴び、人生のどん底を味わいました。
 そんな時に私は、仏法にめぐり合ったのです。仏法は、そうした悪夢のような経験さえ、プラスへと転換し、人生に生かすことができました。
 私の経験を、青少年の育成のために役立てることができたのです。
 この仏法は、必ず「変毒為薬」できます。私自身、あらゆる「毒」を「薬」に変え、大リーグ最高の栄誉である野球殿堂入りを果たすことができました。
 青年時代は、すべてを成長の糧にできます。いわんや皆さんは最高の仏法をたもち、最高の師匠のもとで、かけがえのない青春時代をおくることができます。
 だからこそ、どんな困難も真正面からぶっかってほしい。
 私が池田先生から教えていただいたことを一言で言えば、「ネバーギブアップ(絶対にあきらめるな)!」です。
 私の勝利は野球殿堂入りではありません。池田先生の指導の通り、自分をあきらめなかったことなのです。
 もし皆さんが、大きな困難にぶつかり、希望を失うようなことがあったならば、私は100%断言します。希望は学会の中に見いだすことができる!と。
 私は、本当に多くの精神的な贈り物を、池田先生、SGIのメンバーからいただきました。それを、一つひとつ身近な人々に返していきたい。
 SGIは世界中どこでも同志がいます。皆が大家族なのです。
 そのなかでも、日本の青年部の皆さんは幸福です。直接、人生の師匠から指導を受け、学会のリーダーに育っていけるからです。
 皆さんは、これからの世界にとって大切な方々です。ともどもに師匠の報恩と、世界平和への大道を歩んでまいりましょう。