きょうの聖教新聞 2006・7・19

★女子部結成55周年
  1951年7月19日、東京・西神田の旧学会本部での結成式。集まった女子部は74人。その中には池田香峯子・名誉会長夫人の姿も。戸田第2代会長は開口一番、語りかけた。
 「女子部員は、一人のこらず幸福になるんですよ」敗戦の余燼くすぶる、まだ占領下の時代。心に染み渡る一言だった。「宿命に泣かされてきたこれまでの女性史を、妙法を持った若き王女が転換しゆくのだ」
 後年、池田名誉会長は一遍の詩に綴っている。
 「この師の願いは/不二の弟子である/私たち夫婦の人生を貫く/決意となり/祈りとなった。/誓いとなり/闘争となった」
 この言葉通り、女子部を誰よりも期待し、応援し、道を開き続けてきた池田名誉会長夫妻。その心に応え、世界中で幸福の連帯を広げる女子部。
 まさに女性史を転換しゆく、55年の「師弟勝利の黄金史」に、世界の識者から祝福と期待の声が寄せられている。
  
  記念出版    指導集  「青年の光彩 Ⅱ」
          「女子部時代に学ぶ御書」(仮称)

★さあ!SGI青年研修会
 60カ国250人が来日
                杉山SGI総合青年部長
                館野SGI女子部長
                竹内SGI青年部長
                西SGI男子部長
                守山SGI学生部長

★社説
    日中友好の「金の橋」を一段と
 まもなく青年部と教育本部の日中友好交流団が中国に派遣される。青年部の訪中団は、中国最大の青年団体「中華全国青年連合会(全青連)」の招聘で上海、北京、天津を訪問する。北京大学では女性シンポジウムや学生座談会を開催し、天津では周恩来とうえいちょう記念館や周総理の母校・南開大学を訪れる。一方、教育本部は、中日友好協会の招聘で北京、西安へ。現地の小・中学校など教育機関と交流するほか、教育者による「教育実践報告交流会」も予定されている。

  青年部、教育本部の交流団
 今回の訪中団のきっかけは、今年2月、池田名誉会長と王毅駐日大使の会談。政治に端を発した日中関係の厳しい状況に、深い憂慮を抱く二人。名誉会長は、青年部200人の訪中を提案し、こう語った。「だからこそ私たちは、いっそうの決意をもって、両国の友好のために尽くしていきたい。絆を強めてまいりたい」「より多くの日本の青年が中国を訪れ、心かよう友情を結んでいってほしい」
 その1ヶ月前には、「SGIの日」記念提言で訴えている。「“壁にぶっかった時は原点に帰れ”という言葉がありますが、日中関係が現在の袋小路から抜け出すためには、国交正常化時の精神を再確認することから出発すべきではないでしょうか」と。
 名誉会長が命懸けで築いた「金の橋」。そこに貫かれた「信頼と友情」は、政治・社会がどのように変化しようと変わらなかった。
 中日友好協会の孫平化元会長は、中日関係の仕事上で、うれしかったことを二つ挙げている。一つは1972年9月の国交回復。もう一つは、天安門事件の後、創価学会が300人の幹部を連れて北京を訪れたこと。「困った時に助けてくれるのが、本当の友情です」と述懐する孫元会長の言葉が月刊誌「潮」に紹介されている。
 「『船』を政治・経済とすれば、その船を運ぶ『海』が民衆と民衆のつながりです。時に、『船』が難破することがあっても、『海』さえあれば、往来は続いていく」。これは、周総理と響きあう名誉会長の信念である。永遠の友好を築くために、文化・教育・平和の交流を重ねてきた理由もここにある。

  永遠の「信頼と友情」を

 2年後の控えた北京オリンピック。2010年には上海万博。発展を遂げる中国に、関心が集まる。アジアの平和と繁栄に果たす日中の役割も大きくなってきた。名誉会長の第1次訪中から30余年、一貫した信義と誠実で築かれた「金の橋」。今夏、その橋を渡る青年と教育者の交流に期待が高まる。

★わが友に贈る

  一人の偉大な
  女性の存在は
  世界を一変させる。
  女子部は断じて幸福に!
  平和の世紀の太陽たれ!