きょうの聖教新聞 2006・7・21

★名字の言

▼はるか5000年前、中国の伝説的な祖・皇帝の皇女が、繭をもてあそんでいた。湯に落とし拾い上げたところ、糸が繰り取られたというー。絹糸(シルク)の発見は、大いなる驚きとともにあったに違いない。東洋と西洋を結ぶ壮大なシルクロードの誕生にもつながった

▼春から蚕の飼育に挑戦した小学生たちに話。大事に育てた蚕の幼虫が糸を吐いて繭に。繭玉を熱湯で煮て生糸を紡ぐ、と聞かされ児童たちは、驚きの声を上げた。繭から生糸が生まれるー初めて知った話に、子らの顔が輝いたという。

▼全国的な梅雨明けを前に夏休みが始まった。この夏、子どもたちの探究心を育み、感性を養いたい。子どもにとって未知の世界に目を向けることが、未来を開く可能性につながるからだ。

▼花巻出身の児童作家・宮沢賢治。小さいころから地元の北上川岸を歩いては石を拾い、「石っこ賢さん」と呼ばれた。植物、天文等にも興味が深かった。土地の鉱物、植物への好奇心が感性を豊かにし、後年の創作にも影響を与えた

創価教育の父・牧口初代会長は身近な食物、着物などを世界と結びつけて教え、子どもたちの理解を深めていった。身の回りのものを題材に、親子で語り合うひとときを大切にしたい。( 涛 )

★わが友に贈る

 新しい時代の
 扉は開いた!
 勇気の青年が
 光り輝く舞台だ!
 勝って歴史をつくれ!

★第62回本部幹部会
 南米・ブラジルの5562都市の連合体が、SGIの社会貢献を賛嘆!創立60周年の伝統を誇る「ブラジル全国都市連合協会」(ABM)が、池田SGI会長夫妻に20日、東洋人初の「栄誉賞」を授与した。授与式は八王子市の東京牧口記念会館で、結成55周年記念の青年部総会、新世紀第7回関西総会の意義を込めて行われた第62回本部幹部会の席上、挙行された。


★あす「7・22」鼓笛隊結成50周年

 富士鼓笛隊は、晴れやかに結成50周年の佳節を迎えることができました。1956年(昭和31年)、当時、青年部の室長だった池田先生と奥さまが、女子部の代表と懇談された折、鼓笛隊の結成を構想されました。
 その数ヵ月後の7月22日、女子部から33人のメンバーが選ばれ、鼓笛隊が発足したのです。
先生の真心の激励にはぐくまれた鼓笛隊は、その後、同志に勇気と希望を贈る「平和の天使」へと成長し、今や世界26カ国・地域に広がる、世界一の鼓笛隊へと発展を遂げることができました。
                           
                         渡辺 鼓笛部長
                         中村 書記長