きょうの聖教新聞 2006・8・6

★名字の言

▼「(原爆が広島に投下された)8月6日は過去のことでありません。毎日が8月6日なのです」

▼12歳の時、爆心地から約1.5キロ地点で被爆した「ヒロシマの心を伝える会」代表の松原美代子さんの叫びが、戦争を知らない世代の心に刻み込まれた

▼先月、広島池田平和記念会館で行われた「被爆体験を聞く会」。松原さんだけではない。被爆者にとって、原爆の惨劇は61年たった今も、昨日のような出来事だ。松原さんの生命を削るような話に、「目の前に真っ赤な焼け野原が広がっているのが見えるような生々しい体験に、胸が締めつけられました。」と参加者

▼松原さんが体験を語り続けるのは、「他の人に自分と同じ苦しみをさせたくないから」である。ノーベル文学賞受賞者のショインカ氏は「ほかの人の身になって想像力を働かせること」が「正義の基本」と言ったが、戦争を体験していない人が体験者の話しに自分の身に当てはめる。そして、悲惨さを追体験した時、その体験は受け継がれる。

▼この「同苦の精神」こそ平和の推進力だ。池田名誉会長は「私たち一人一人の生き方の中に、人の苦しみは一刻も放っておかないという『同苦の精神』を脈動させていきたい」と。きょうを、その出発点としたい。 ( 川 )

★米コロンビア大学ティーチャズカレッジから出版へ
  ボストン21世紀センターの研究書
  タゴールなど9人の世界的教育者と並んで牧口会長と創価教育を紹介
  池田SGI会長が序文を寄稿

★わが忘れ得ぬ同志
  初代欧州議長 山崎 鋭一さん
  欧州に平和と人間主義の旗

★ここに生きがい
  老人ホームを支援
  広島県福山市  支部副婦人部長  清代 律子さん
  「老人ホームのボランティアも、被爆体験の語り部も、人を思いやり、未来を大切にする心が根本で   す」と清代さん

★青年部 教学試験2級の研鑽に全力
  青春時代に信心の基盤を!
 学生部 9月教学実力試験の勝利へ前進


★わが友に贈る

 生命ほど
 尊きものはない!
 平和ほど
 尊きものはない!
 この大思想を世界へ!

★恒例の信濃町盆踊り
 本社前で にぎやかに 4,5日の両日、新宿区の本社前で。