きょうの聖教新聞 2006・8・11

★社説

         一人の生命を輝かせる教育を
 「新しい考え方がたくさんあり、中国の教育に対し、多くの啓発を受けました」-。これは先月25日、教育本部の「日中友好教育者交流団」と中日友好協会の共催により、北京で行われた「教育実践報告交流会」の参加者の声である。歴史と文化の違いを超え、教育という「未来をつくる聖業」を担う者同士の、心と心が響き合った証の言葉と言えよう。
  
        諸外国も創価教育を評価
 教育本部が池田名誉会長の提案で取り組み始めた「教育実践記録」は、すでに2万事例を突破している。こうした教育現場での貴重な代表事例を、これまで国内各地で開催してきた「人間教育実践報告大会」で発表し、全国に感動と共感の輪を広げてきた。 
 この流れは海外へも広がり、ブラジルで6回、韓国で2回開催。そして今回は、初の試みとして、日中両国の教育者が実践を発表し合うという新たな段階へ挑戦であった。北京での交流会のために作成されたブックレット中国語版『輝く子どもと人間教育』は、同本部が取り組んできた実践例や、三代会長の創価教育の理想と実践をまとめたもの。その内容をもとに、「教育の目的は、子どもの幸福」との牧口初代会長の信念や、「どこまでも一人を大切に」との池田名誉会長の信条、そして万人が幸せを謳歌できる「教育の世紀」を築くために重ねてきた対話の歩みを訴えた。
 この模様は人民日報にも紹介された。「創価教育とは『生命』を尊重する生命尊厳の教育である。『生命』の尊厳を守り、一人一人の『生命』を最大に輝かせる、いかなる困難や悪い環境にあっても価値創造をやめない強い人格を育成するものである」と。
 明12日は「教育原点の日」。2003年に「教育部」から、学校教育部、幼児・家庭教育部、社会教育・教育相談部による「教育本部」が発足する際に制定された。

       交流は未来社会への大道
 その淵源は、1975年8月12日に行われた教育部夏期講習会で、名誉会長が「私に人生における最終の事業は教育」との決意を披瀝し、「未来社会への豊かな水脈をつくっていただきた」と念願したことにある。
 教育部結成45周年の本年。歴史に新たな一ページをしるす「日中教育交流」の意義は大きい。それは教育実践という具体論を語り合う交流が、国を越えて「未来社会への豊かな水脈」をつくる大道となると確信したからだ。教育本部の友の活躍は、地球の未来を開く“希望の星”となっていくであろう。


創価女子短期大学  文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」に2年連続採択
  語学で光る創価女子短期大学

★向学の英雄! 全国通教生大会
 創大通信教育部が30周年。伝統の夏季スクーリングが6日に開校し、15日間の日程で、海外21カ国・地 域の約100人を含む、6000人を越える友が、木々の緑豊かなキャンパスを舞台に勉学に励む。

★9月度拝読御書
     「松野殿後家尼御前御返事」(御書 1390ページ 編年体御書1176ページ)
     「松野殿御返事」     (御書 1381ページ 編年体御書936ページ)
     「上野殿後家尼御返事」  (御書 1504ページ 編年体御書615ページ)

創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 上

  青年のため わが心を尽くせ
  はつらつと語れ! 生き生きと動け!

創価大学で夏期講座
 今月25,26,27の3日間、東京・八王子の同大学キャパスで行われる。今回は、34講座を開く。 申し込みは、24日まで。

★わが友に贈る

 驕りや油断は 
 敗北の因。
 偉大な建設は
真剣さと忍耐。
 智慧と団結で。