きょうの聖教新聞 2006・8・26

★名字の言

▼「変革は中央からでなく、地方から起こるもの」とは歴史家・奈良本辰也氏の洞察であった

高杉晋作が民衆による奇兵隊を創設したのは、山口県の下関。師・吉田松陰の遺志を継ぎ、若き弟子たちが本州最西端から明治維新へのうねりを広げた

▼かつて馬関と呼ばれた下関の地名は、牧口常三郎初代会長が著した『人生地理学』に「重要航路の交差点に位する港湾」であり「発達地点となる」要衝として記されている

▼1941年(昭和16年)、初代会長は九州指導の途中、下関に下車。戸田第2代会長も1957年(昭和32年)、この地に足を運んで会員を激励。そして若き日の池田名誉会長(当時・青年部の室長)が陣頭指揮を執った山口闘争の第一歩もまた、にぎわう下関の駅頭であった。

▼本州西端から燃え上がった広宣の炎。28歳の室長を先頭に、10倍を越える拡大闘争の波動が全国を揺り動かし、恩師・戸田会長の遠大な構想の突破口を開いたのだ

▼あの山口闘争から50年。三代会長有縁の大地で今、新入会の友が次々と弘教を推進する地区や近隣11世帯が相次ぎ入会した地区など、最前線に拡大の勢いが増す

▼21世紀には「地方から世界へ」と開く時代。地方発の変革の波は、広布の大波を起こす。( 刻 )

★「美しき生命 地球と生きる」発刊

  池田SGI会長 哲人ソローとエマソンをめぐる語らい
  毎日新聞社から発刊  1400円 今月30日から購入できる

★東京・関東・東海道 合同研修会での名誉会長のスピーチ  ③
  壁を破れ! 勇気の対話で
  孫子の兵法  「時を逃すな」「勢いで決まる」
  誠実こそ平和と友情の種
  人生は戦いがあるから面白い

★わが友に贈る

  戦う壮年部の
  尊き皆様 万歳!
  智慧と経験は
  地域の信頼の柱!
  社会の安心の柱!