きょうの聖教新聞 2006・8・30

★社説
     9月度「御書講義」 勇気ある実践に最極の人生

 「教学の日」にあたる9月3日(日)、4日(月)、御書講義が開催される。折りしも、「青年・躍進の年」の下半期の活動がスタートしている今、学会とともに歩む私たちの人生の意義を、御書講義を通して確認したい。
 今回、拝する「松野殿御返事」では、「不惜身命」の実践によってこそ、仏道を成就できることが述べられている。

     時にかなった仏道

 ここで「不惜身命」の本質について言えば、当然“いたずらに命を捨てる”というようなことではない。本抄で引かれる雪山童子の話では、法を求める雪山童子が羅刹(=鬼)に命を差し出すという物語になっている。しかし、それは、その時において、自らの命と引き換えにする以外、仏の教えを後世に残すことができないからだった。結局、今が、どういう「時」かを知って、法を護り弘めるための時にかなった勇気ある行動を起こすことが、不惜身命の実践となる。
 仏意仏勅の教団として、世界広宣流布を現実のものとしてきたのは、創価学会以外にない。それは、三代の会長が、まさに「時」にかなった実践に、不惜身命、死身弘法の精神で挑み続けてきたからにほかならない。その意味で、三代の会長を永遠の広布の指導者とする学会とともに広布に行動していこうとする姿勢が、各人にとっての「時」にかなった実践となっていく。
 名誉会長は語った。
 「大難の嵐の中昭和54年4月2日ー恩師の命日に私は書き留めた。

 『死身弘法  不惜身命
  此の心は
  学会精神のみにある』

 限りある人生。どうせ生きるならば、『あの人の生きたように!』と、後世の人に記号と勇気を送る人生でありたい」(8月25日付本紙)

  師とともに不壊の境涯を

 変転きわまりない、無常とも言える人生を永遠たらしめていくことができる仏法である。師とともに、学会とともに人生を生きることが、永遠の妙法と一体の不壊の境涯を築いていくことになる。
 求道の心を胸に、あらゆる魔性と戦う人生は、「つゆを大海にあつらへ・ちりを大地にうづむとをもえ」(御書1561ページ)との仰せの通り、はかなくも見える自身が、露を大海に入れ、塵を大地に埋めるように、大宇宙の生命と融合して永遠の生命を生きることになる。
 悔いのない有意義な日々の挑戦の行動を心がけていきたい。

★池田SGI会長とモウラン博士(天文学者・ブラジル歴史地理院正会員)
  新連載 天文学と仏法を語る  第三文明10月号から

★名誉会長アルバム 対話の十字路
  第41回 フランスの美学者  ルネ・ユイグ氏
  精神の光を見た

★わが友に贈る
  伝統の教学試験へ
  全力で進め!
  受験する友も
  応援する先輩も
  大成長のドラマを!