きょうの聖教新聞 2006・9・6

★名字の言

▼今年もまた、農家の顔が最も華やぐ「実りの秋」を迎えた。ずっしりと重い稲穂は、たった一粒から始まり、約2000粒ものコメを育む

▼実りの風景は、今でこそ普通になったが、先人の労苦と農家の試行錯誤の賜物だ。広島県の稲作農家も「田植えでは、株間を空け、有機肥料の十分な吸収を図った。初めは苗が貧弱だったが、今でも収量も増え、おいしいコメができる」と10年間の苦闘を振り返った

▼冬に気温が低い日本では、稲作の定着自体が戦いだった。何度も襲う冷害に、東北の農家は疲弊。一方で、農学関係者は心血を注いでコメの品種改良に努めた。耐冷性、耐病性ーそれらは「農」に生きた人々が挑戦を続けた結果だ

▼スワミナサン博士とともに「緑の革命」を推進したアメリカのボーローグ博士は、農学関係者の喜びを「人類の飢餓や受難を少しでも軽減できるようになるまで、決して自分の仕事に満足することなく努力し続ける」こと、と語る(千田篤著『世界の食料危機を救った男』)

▼稲の穂波は、農学関係者と農家の共同作業によるものだ。田の後ろに農に生きる人々の労苦が分かった時、「白米は白米にあらず・すなはち命なり」(御書1597ページ)との御心の一端が見えてくる。(
 佳 )

★青年部教学試験2級へ全力
  10月の試験「教学講座」をネットで配信  12日から

★牧口初代会長 映像評伝DVDの3カ国語版完成
  紀伊国屋書店が企画した牧口初代会長の映像評伝DVD『牧口常三郎 子どもたちの幸せのために』の  海外語版(英語・スペイン語・中国語の3カ国語音声収録)が、このほど発売された。1785円

★各部代表研修会での名誉会長のスピーチ
  逆境の時こそ勇気!  わが天地に新たな常勝城を

★わが友に贈る
  生き生きと
  一日一日を生きよ!
  その人は
  一日一日が
  永遠の歴史となる。