きょうの聖教新聞 2006・9・23

★名字の言

▼働かず、学びもしない「ニート」と呼ばれる若者が増え始めたのは、1990年代半ばからであるという。あのころ何があったのか。思い浮かぶのは「地下鉄サリン事件」(95年3月)である。そして一つのカルト教団が指弾された

▼時として若者の心中には、人生への根源的な問いがわき起こる。人は何のために生きるのか。自分らしさとは何だろう。わが身に“隠れた力”があるなら表したいー。そうした切実な問いを受け止めてきたのが、多かれ少なかれ「宗教」ではなかったか

▼しかし、あの事件は“宗教は危ない”とのイメージを、社会にばらまく結果となった。宗教へと向う、人々の足は止まった。若者の真摯な魂を利用し、踏みにじったカルト教壇の罪は重い

▼若者の切実な問いかけは、今、宙に浮いている。受け止めてくれる場が見いだせず、彼らの一部はニートとなり、あるいは「引きこもり」の日々を余儀なくされている・・・・・と考えられないだろうか

▼青年が成長できない理由は①指針がない②師との対話がない③先輩が自信を与えぬーからだと池田名誉会長の『若き日の日記』(57年11月)に。純粋な問いを誠実に受け止め、人生の醍醐味を自ら示す「大人」のかかわりが不可欠だ。( 智 )


デンマークの教育研究機関 北欧・ヨーロッパアカデミー 池田SGI会長を「名誉顧問」に
  理事会が全会一致で決定  「池田大作研究」をスタート

★新制度での初の司法試験
  創価大学法科大学院 8人合格。14人が受験し、合格率57.14%、全国平均48.25%を大  きき上回った。

★わが友に贈る
 訓練を受けた人は
 いざという時に強い。
 精神を鍛えよ。
 人格を鍛え抜け。
 崩れぬ自分をつくれ!