きょうの聖教新聞 2006・9・26

★名字の言

釈尊が小さな村に滞在していたときのこと。一人の弟子が言った。「この村は貧しく、みすぼらしい。もっと立派で、大きな都市へ行きましょう」。釈尊は、こう諭した

▼「かつて、一人の国王がいました。大きな都市をいくつも支配し、立派な宮殿をたくさん持っていた。王は『この勢力を私が得たのは、過去に善行をつんだ功徳にちがいない』と思った」

▼「豪奢な調度、黄金やヒョウの毛皮のついた華美な衣服・・・・それらに囲まれた人生を王は送った。やがて、王はその生活が決して幸福ではないと気づいた。心にいつも穴があいている」

▼「『もう欲望に従って生きることは止めよう』。以来、王はすべての人々への差別なき慈悲を持ち、『満足』の人生を生きたのです」(ディーガ・ニカーヤ、取意)。釈尊自身も、若き日、王子の位と贅を尽くした生活を捨て、求道と救民の人生を生きた

▼景気の回復が伝えられている。が、拝金主義の蔓延や大都市への富の集約に、再び拍車をかけてはならないだろう。「セレブ(有名な金持ち)」がもてはやされる風潮も気がかりだ

▼悩める人、苦しむ人への差別なき慈悲に生きるーそこに真の満足がある。この価値観に支えられて、真の幸福と繁栄はある。 ( 哉 )

★ブラジル バイア州の経済大学 池田SGI会長に第1号の名誉博士
 ギマランエス学長  東西文化の「調和の世紀」へ共に!
 199の栄誉は「世界に必要とされる」証

★全国最高協議会での名誉会長のスピーチ  ㊦
  信心は無敵の宝剣 「鉄は炎打てば剣となる」
  皆さまは人生の“幸福大学”の最優等賞

アメリカ  フロリダ自然文化センター
  大型ハリケーンから1年  修復・整備が着実に進む
  マイアミ州の北西の約40キロ、ウエストン市にある。
  10周年を記念して誕生した「師弟会館」には、三代の会長の行動と軌跡を紹介する特別展示を設    置。

★わが友に贈る
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 励ましの声を! 
 心が通えば
 勢いは加速する。