きょうの聖教新聞 2006・9・28

★社説
  小説「新・人間革命」に学ぶ  「信頼」こそ地域広布の力
 「人間・・・・・なんと尊きものよ!なんと強きものよ!なんと美しきものよ!」-連載中の小説『新・人間革命』第19巻・「虹の舞」の章には、この冒頭の人間讃歌のごとく、仏法の人間主義の精髄が光っている。
 つづられているのは、1974年(昭和49年)2月、広布20周年の佳節を迎える沖縄を訪れた会長・山本伸一の激励行である。

  我らの使命は社会貢献に

 伸一が初めて沖縄の地に立ったのは、会長就任間もない60年(同35年)の夏7月。支部を結成し、幸福の楽土の建設を同志と誓い合って以来、“立正安国の魂”は友から友へと伝播していった。
 立正安国(正を立て国を安ずる)とは、仏法という人間主義の哲理を人々の胸中に打ち立て、平和社会を実現することである。まさに、広宣流布をめざす仏法者の社会的使命は、安国という社会の平和・繁栄にこそある。
 この時の沖縄訪問で、伸一は、八重山諸島石垣島、さらに宮古島を初めて訪れ、同志や地元住民のなかに勇んで飛び込んだ。
 出会った人々を一人も残さず励まさずにおくものかと、一期一会の思いで激励を重ねる。多くの市民が集った「八重山祭」では、同志の真心にこたえ、ハッピに鉢巻姿で踊りの中に入る。
 地域の繁栄を願い、身を粉にして生命の交流を重ねる人間・山本伸一の振る舞いは、学会員はもとより、地域中の人々に希望と勇気の光を送った。
 この誠実一筋の伸一の姿は、それまで地元の学会員が、筆舌に尽くせぬ苦労と努力で築き上げきた「信頼」の大地に、学会理解の大輪の花を一気に咲かせたのだ。
 八重山広宣流布を進めていった草創のメンバーは、介輔(医介輔)や司法書士、婦人会の会長などとして活躍し、地域に深く根を張っていた。師である伸一の指導通り、「自分が地域を幸せにする責任者」との強い自覚をもち、地域のために貢献してきた。(虹の舞9)。

  誠実第一の振る舞いを
 「人間」としてのつながりがあればこそ、「法」も広がる。日ごろの近隣との触れ合いの中で築いた「信頼」こそ、地域広布の原動力だ。誠実な「人の振る舞い」にこそ仏法はある。
 地域のために!近隣のために!-この強い一念が、仏法を社会に開く。地域を幸福にする主役は、人間主義の仏法を持った私たち一人一人なのだ。

★池田SGI会長が名誉郡長・市長に
 アメリカ イースバトンルージュ郡 バトンルージュ市から栄誉
 州議事堂での「平和の文化の建設展」開幕式で受賞

★来月SGI秋季研修会 65カ国250人のリーダーが来日
 世界広布の勇者を仏の如く迎えよ

★名誉会長アルバム 対話の十字路
 第44回 アメリカの経済学者 サロー博士
 まずリーダー自身が変われ!

★わが友に贈る
 「壁を破ってみせる」
 まず決めることだ。
 強情の祈りと
 師子奮迅の力で
 勝利の道を開け!