きょうの聖教新聞 2006・10・25

★名字の言

▼秋の夜長。にぎやかな虫の音に、しばし時を忘れる。生命の調べは、小さくとも聴く者の生命を震わせる。

▼20世紀最大の作曲家ショスタコーヴィチは今年、生誕100周年。旧ソ連時代、スターリン圧性下で紆余曲折の人生を歩む。自由な表現活動を奪われ、家族は逮捕。表向き恭順さを装い、熾烈な精神闘争を黙々と重ねて時を待った

▼1953年3月、独裁者が死去。同年12月、満を持して初演された交響曲第10番のフィナーレでは、「ドミトリー・ショスタコーヴィチ」をドイツ語表記にしたイニシャルのDSCH、音階にするとレ・ミb・ド・シの旋律が執拗に繰り返された。いかなる抑圧にも、断じて屈することはないかのように

▼池田名誉会長は「人間という真実から 表現を除けば/何が残るか/表現 表現・・・・必然性の表現/已むにやまれぬ表現」(詩 「革命の河の中で」)と。「表現する」とは英語で「エクスプレス」。「内にあるものを、外に押し出す」こと。わが胸中に燃える確信、歓喜、希望、夢、理想を、語り、書き、歌い、伝えることが、人間の生きている証しだ

▼この「表現すること」を芸術と呼ぶなら、学会活動に日々、取り組む創価の友こそ、最高の芸術家といえよう。( 濤 )

★中国 北京で世界児童平和の旗絵画展
 第2回「世界児童平和の旗絵画展」の開幕式が21日、中国・北京の中山公演・中山堂前広場で行われた。51カ国から4000点 創価学園生 未来部員も出品
 池田SGI会長が「名誉主任」に就任

★名誉会長アルバム 対話の十字路
 第47回 スウェーデン カールソン首相
 平和へ! 政治を監視せよ

★マータイ博士(ノーベル平和賞受賞)からSGI会長に自叙伝「不屈」が届けられた

★わが友に贈る
 風邪をひかないように。
 一枚 重ね着するなど
 寒さ対策を賢明に。
 「前前の用心」で
 健康第一の毎日を。