きょうの聖教新聞 2007・4・17

名字の言

▼御書の「異体同心事」に引かれた故事。70万騎を誇った「殷のちゅう王」を、「周の武王」は800人で破った。しかし、周王朝の初代は武王でなく「文王」と伝えられる。そこには、正義の執念に貫かれた歴史のドラマがある

▼「殷のちゅう王」の暴政には目に余るものがあった。昼も夜も酒宴にふけり、諌言した忠臣は殺された。ついに周の西伯が立ち上がる。が、西伯は陣中で病死。父の遺志を継いだ息子の発が殷を打倒する。発は自らを「武王」と名乗る。武王は、亡き父・西伯こそ“建国の祖”であるとし、「文王」の名を贈った

▼御書に「周の武王は亡くなった父(=文王)の姿を木像に刻み、車に乗せて『戦の大将』と定めた。(この孝心に)感応した天の加護を受けて、殷のちゅう王を討つことができた」(884ページ、通解)と。「異体同心」の「心」は、“報恩の誓い”でもある

▼広布史に名高い「2月闘争」も「大阪の戦い」も、その原動力は“師恩に報いたい!”との若き池田名誉会長の熱誠だった。その“百万ボルトのモーター”に、草創の友が心の“歯車”をかみ合わせた時、師弟共戦の金字塔が打ち立てられた

▼5・3「創価学会の日」が目前だ。晴れやかに、師弟勝利の凱歌を轟かせよう。( 糀 )

創価学会 法華経写本シリーズ 7
 「英国・アイルランド王立アジア協会所蔵 梵文写本」を刊行
  
★池田名誉会長 青年部に和歌
 新しき
   世紀を築かむ
       偉大なる
   使命に燃えたる
       常勝 青年

★わが友に贈る
 「祈りとして
  叶わざるなし」
  広布勝利のため
  同志の無事故のために
  祈りは具体性をもて!