きょうの聖教新聞 2007・5・19

★名字の言

▼「好景気よし、不景気さらによし」。経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏の言葉である。その至言通り、逆境に立ち向かった氏の手腕は、のちの経営の手本となった

▼例えば、今では常識の「試供品」。これは氏が自転車用のランプを開発、販売した時の起死回生の策だった。毎月2000個の注文を取り付けたが、問屋が“ドタキャン”。月ごとに2000個ずつ増える在庫

▼そこで、実際に使ってもらうのが最大の宣伝と考え、大阪中の小売店にランプを無料配布。その後、注文が相次ぎ、松下の成長を支える主力製品となった。また日本で初の事業部制を採用。日本経済が不況のどん底にあった1965年、週休2日制に踏み切っている(「日本の100人」第63号)

▼苦境の時こそ、人間の真価が分かる。苦境の時に何をするかで、人生が決まる。追い込まれて「もうダメだ」と思ったところから、自分の本当の力は出てくる。“人生の達人”と呼ばれてきた人々は、そのことを知り抜いていた

▼御聖訓に「難来るを以て安楽」(御書750ページ)と。難と戦い、難を乗り越え、難に勝ってこそ、必ず仏になると教えている。逆境の時こそ、幸福になるチャンス到来と、いよいよ喜び勇んで前進したい。( 広 )

★タイ プーミポン国王の姉君ガラヤニ王女 誕生日記念の品々が池田SGI会長夫妻に
 特別制の「肖像写真」「記念徽章」「写真集」
 タイ王室との麗しき友誼の歴史

★わが友に贈る
 変毒為薬の信心だ。
 苦労はすべて
 偉大な財産になる。
 何があっても悠然と
 師子の如く戦え!