きょうの聖教新聞 2007・5・20

★名字の言

▼リヤカーを引いて世界を歩く冒険家がいる。昨年、植村直己冒険賞を受賞した永瀬忠志さんだ

▼19歳から「歩く旅」を始めて約30年、歩いた距離は、地球一周の4万キロを越えた。砂漠だろうが、ジャングルだろうが、世界の大陸を縦断し、横断してきた。楽しさよりも、「もうこりごりだ」と思うことのほうが多いとも

▼それでも、なぜ歩くのか。歩き続けなければ得られない“人や自然との出会い”があるからだという。本紙のインタビューでは、こうも語る。「旅の途上であきらめたら、そこで終わる。自分のできることをちょっとずつ。小さい一歩の積み重ねによって、できないと思っていることもできる」

▼できないことが、できるようになる。たとえ、それがどんなに小さなことでも、生きる力を育むきっかけとなる。「できた!」-この喜びを味わう秘訣は、ただ一つ。できるまで、あきらめないことだ。学会活動は、こうした「喜び」を見いだすチャンスにあふれている

▼池田名誉会長は「皆さんが日々、会合へ、友の激励へと出かける。語り、励まし、訴える。その行動自体が“勝利への前進”なのである」と。大きな夢も、きょうの一歩から。その一歩を踏み出す喜びに、勝るものはない。( 陸 )

★池田名誉会長の世界の大学への道  12
 ペルー国立 サンマルコス大学
 語り合え!対話こそ知性の勝利

★わが友に贈る
 「月月・日日に
  つより給へ」
  今日も一歩前進だ!
  今日も価値創造だ!
  後悔なき一日たれ!