きょうの聖教新聞  2007・5・30

★名字の言

▼高速道の長いトンネルを抜けて、緑の山並みに包まれた盆地の風景を見た瞬間、心がふっと軽くなった経験がある。人間にとって自然は、かけがえのない伴侶でもある

▼明夏の北海道洞爺湖サミットのテーマは環境、温暖化問題が想定されている。地球温暖化の事態は一刻の猶予もない。先日も、北極海では2020年までに夏季の氷がほぼ消滅するとの衝撃的なニュースが流れた。予測より30年も早いペースで事態は進んでいるという

温室効果ガスの削減へ、太陽光などの再生可能なエネルギー、ハイブリッド車バイオ燃料といった分野の技術開発の促進を国連も呼びかけているが、官民あげて取り組む時といえよう

▼問題は地球環境の改善へ、各国の歩調がそろい、利害や立場を超えて協調できるかどうかだ。池田名誉会長とロシアの宇宙飛行士・セレブロフ博士との対談集でも、この点に言及している

▼“狭い地球上でいがみあっている時代ではない”“国家の壁を越えた「地球人」としての視野と意志が必要”“危機に直面した人類は地球社会の連帯を成し遂げる大きなチャンスを手にしている”と。難局を乗り越えるための視点を提示している。この良識に賛同する民衆の潮流を拡大することが必要だ。(弓)

アメリ創価大学で第3回卒業式
 創立者の池田SGI会長が記念のメッセージ
 平和の大理想に生き抜け
 無限の可能性へ! 14カ国91人が出発

★わが友に贈る
 人格の力で
 すべてを味方に!
 朗らかに
 そして大胆に
 希望の道を切り開け!