きょうの聖教新聞 2007・6・17

★名字の言

▼ある山村での体育大会。種目は、そりに乗って子どもを引いて、ぬかるむあぜ道を走るどろんこレース。スタートを待つ走者の中に、なんとスーツ姿の男性。職場から駆けつけたのだろうか。裾をまくり、靴下を脱いだところで号砲。力走する父の背中に、息子は安心と喜びの笑みに輝くーそんなほほ笑ましい親子の写真が、ある新聞に紹介されていた

▼先日、一人の壮年本部長を取材。昨年、会社が倒産。ハローワークに通うも、過去の高い職責が仇に。「こんな私が人を励ませるのか」との弱気に負けじと、学会活動に奔走。半年後、再就職を勝ち取った。その体験を会合で語った

▼事情を知る友、皆が感動の涙。人知れぬ苦闘を重ねつつも、一切から逃げずに広布の指揮を執り続けた、わが本部の“父の背中”を友は誇らしく思ったことだろう

▼人生には三つの坂があるという。上り坂、下り坂、そして「まさか」。予期せぬ一大事に落胆し、人生の下り坂を転落するか、「ここが勝負どころ!」と奮起し、上り坂への起点とするか

▼「地域広布の柱」との自覚に燃え、その奮闘のうしろ姿が、無言のうちに、周囲に勇気を与えている壮年をたたえたい。きょう17日は「父の日」。( 城 )

★池田名誉会長の世界との語らい  第22回「少年日本」時代の作家たち
 少年少女に偉大なる夢を  大人には「心を育む責任」が

★わが友に贈る
 信心は
 自分への挑戦だ。
 まず自分が変われ!
 昨日の自分に勝て!
 朗らかに境涯革命を!