きょうの聖教新聞  2007・6・24

★名字の言

▼キャノン電子社長の酒巻久氏が、採用を担当していた時のこと。ある大学院を出た男性を面接したが生意気な態度に見えた。出した答えは「不採用」

▼うわべの印象だけで判断すると大きな失敗をするよー上司は氏に、彼の通った大学院を訪ねるよう促した。彼を知る指導教授や友人は「少し口は悪いが、情に厚く、友だち思いのとてもいいやつ」と。思わぬ人物評に、15分の面接でかれの人となりを決めつけた自身を恥じた

▼採用してみると、彼は評判通りの好人物だった。今もいい仕事を続けているという。以来、氏は自分の目と耳で確かめることを信条としている(『キャノンの仕事術』)。うわべだけなく真の姿はどうか。人を知る努力を厭わないーそれはリーダーにとって必要不可欠なことであろう

▼世界的な実業家のハーマー博士は、レーガン大統領と会いたくないと言うゴルバチョフ氏に「なぜ彼の人物を自分で判断しないのですか」と。この一言がゴ氏を翻意させたといわれる。そして、池田名誉会長が提唱していた米ソ首脳会談へと歴史は動きだし、冷戦終結の道が開けていった

▼余談や偏見に左右されず、会って話してみよう。相手を知り友情を結ぶ。それは自分の人生をも豊かにしてくれる。( 馨 )

★南米 ペルーの国立サンタ大学 SGI会長に第1号の名誉博士
 オルナ学長が来日し創価大学で晴れやかに授賞式
 授賞の辞 「池田博士は青年に啓発を与え、人類に貢献する模範の師匠」

★わが友に贈る
 価値ある人生を!
 悔いなき人生を!
 同じ一生なら
 広布一筋に生きよ!
 そこに不滅の栄光が!