きょうの聖教新聞  2007・6・26

★名字の言

シェークスピアの「リア王」は、ブリテンの老王リアが、長女と二女に裏切られ、誤解して追放してしまった末娘の救いも及ばず、悲嘆の末に悶死する悲劇だ

▼が、苦悩のなかで末娘の誠に気づき、許しを請う場面は胸を打つ。「すべてを忘れ、許してくれ。わしは愚かな老人なのだ」(小田島雄志訳)

▼末娘の愛情に導かれて、真の父となることができたリア。悲劇ながらも、この“改心する父親像”は、王冠の権威によることなく、人間としての威厳をたたえている。功成り名を遂げた壮年が、その生き方を改める人間革命のドラマは荘厳である

▼「子どもから尊敬される父親になりたい」。父親なら誰でも、そう思うものだ。家庭で父親の存在が薄くなったと言われて久しいが、さまざまなアンケートから浮き彫りになる理想の父親像もまた、「家庭から尊敬される」父親である

▼池田名誉会長は「社会的には、どういう立場であれ、たとえ偉くなくとも、父は父である。父それ自体が偉大なのである」とエールを。まして、友のため、地域のために行動する“広布の父”ほど偉大なものはない

▼権威によらず、力によらず、一人の人間革命のドラマが大きな波動を起こすことを、壮年の一人として忘れまい。 ( 香 )

創価大学が栄光の第2幕
 創立50周年 2021年 へ 学生第一で前進
 新総合教育棟 創大門 新総合体育館 女子寮 建設計画

★わが友に贈る
 戦う心!
 これが仏法の真髄だ。
 学会の魂だ。
 今日も勝利へ
 対話を!行動を!