きょうの聖教新聞  2007・7・23

★名字の言

▼嵐が近づいてくる。リンゴ園を営む青年は、気が気でなかった。暴風雨が吹き募る。丹精こめて育てたリンゴが、相次ぎ吹き落とされていく・・・・。胸が張り裂けそうになった

▼やがて、青年は気が付く。同じ木になっているリンゴでも、わけなく落ちるリンゴと、なかなか落ちないリンゴがある。彼は、はっとした。-台風は毎年、来る。それを覚悟せずにリンゴ園を経営するのは、天に甘えているに等しい。嵐が吹いても、落ちないリンゴを作ろう!

▼青年は新たな意欲で、営農に取り組む。吹き落とされたリンゴは“被害”と思わず、逆に天の特別の“たまもの”と感ずるようになった。落ちたリンゴはジャム工場に売り、その収益は社会のために使っているー

▼東北の一青年のそんなエピソードを紹介しながら、作家の下村湖人は書いている。「悲運に処する最上の道は、なんといっても、悲運の中に天意を見いだしてそれに感謝することでなければなりません」

▼まさに「大悪を(起)これば大善きたる」(御書1300ページ)。それを可能とするものこそ、強き祈りと勇気と希望と執念だ。いかなる苦境にあろうとも「人生勝利」の突破口は必ず開ける。朗らかに、にぎやかに、大感動の朝を目指して!( 英 )

★進め友よ!シンガポールが広布40周年の勝鬨
 SGI会長を国家的福祉団体が顕彰
 「人々を幸福に導く前進 青年に励まし贈る行動」
 盛大に1万3000人の総会 政府機関もSGIの社会貢献を賞賛

★全米の高等部中東部が研修会
 平和の大指導者に アメリ創価大学で開催された。

★わが友に贈る
 尊き同志よ
 勇敢に 大胆に
 祈り切れ!
 戦い抜け!
 執念と団結で開け!

★今週のことば
 「法華経の兵法を
  もちひ給うべし」
  師子となって祈り
  師子となって攻めよ!
  共に大勝利の万歳を!