きょうの聖教新聞  2007・7・31

★名字の言

▼一粒の松の種が、岩の割れ目に落ちた。やがて弱々しい芽を出した。時がたち、芽は岩を真っ二つにする大樹に育った。「岩割りの松」と言われた

▼なぜ、松は岩に負けなかったのか。作家・下村湖人の小学校の恩師が語ってくれたという。「松が岩に勝つ力は、その幹の堅さではない。それは、その生長力にあるんだ。じりじりと自分を生長さして行く命の力、それが岩を割る力なんだ」(『下村湖人全集5』)

▼そこで根を張るしかない松の芽は、何を思っただろう。忘れたり、ごまかしたりできない、いまある境遇の辛さや自身の弱さを嘆いただろうか。確かなのは、うまずたゆまず生き抜いて、伸び続けたということだ。岩を叩き割ろうする無鉄砲さではなく、したたかに生きる真面目さ。それが大木に育つ道だった

▼「最後に勝利する人とは、たとえ転んでも、立ち上がり、再び前に進む人です。『死』を迎えるのは『疲れた人間』ではありません。『歩みを止めた人間』なのです」と、ライサ・ゴルバチョフさんが関西創価学園に語ったことがある

▼人生に勝利する人とは、苦労を避けて生きる“器用な人”ではなく、困難を真正面から受け止めてなお、心で負けぬ“地道な人”に違いない。 ( 申 )

★偉大なる創価の前進 万歳
 愛知、埼玉、 神奈川、東京、大阪はじめ全同志の熱闘に感謝

創価大学 教職大学院
 明年4月の開設へ進む  力ある教員を育成
 「実践リーダー」「プロフェショナル」人間教育の2コース

★わが友に贈る
 偉大なる歴史
 本当に御苦労様!
 皆で創価の万歳を!
 喜び勇んで
 朗らかに前へ!