きょうの聖教新聞  2007・8・23

★名字の言

▼「前例がない、だからやる」。約20年前、アサヒビールの再建へ、当時の社長・樋口広太郎氏が掲げたモットーである(『人材論』)

▼業界でのシェアは1ケタ台。経営状態は、どん底。そうしたなか、若手技術者が「辛口ビール」の商品企画を提案した。従来、ワインや日本酒にしかなかった「辛口」の概念。幹部からは「世界にも前例がない」と、反対意見が相次いだ

▼若い彼らは引き下がらなかった。「前例がないからこそやらせてほしい」。その後も意欲的に研究を重ね、ついに新商品が完成。業界トップの販売の原動力となった

▼技術者たちの熱意、執念が「前例がない」道を切り開いたと言えよう。“誰もやったことがないなら、自分がその最初の一人となろう!”。その燃ゆるがごとき心意気が、惰性や限界の壁を破る

▼世界に広がる創価の前進も、「前例がない」ゆえに、無理解や偏見にさらされてきた。それでも、草創の先輩方は歯を食いしばり、懸命に広布の道を開いてきた。その尊い足跡を決して忘れてはならない


▼「つるぎなんども・すすまざる人のためには用る事なし」(御書1124ページ)。過去の自分を乗り越える勇気の信心で、前例のない“民衆勝利の歴史”を開こう。( 馨 )

★インド創価池田女子大学が第8回入学式
 池田SGI会長・香峯子夫人がメッセージ
 「皆、青春の勝利者たれ!」
 池田学研究センターが発足

★各部代表研修会での名誉会長のスピーチ ③
 師と共に叫び、走り、勝て!
 朗々たる唱題を! 友に喜びを! 広宣流布は正義の声で進む

★わが友に贈る
 「道を開いた人」
 「恩ある人」
 「陰の人」を大切に!
  功労を讃えよ!
  感謝を忘れるな!