きょうの聖教新聞  2007・9・30

★名字の言

▼「熊本県はミカンの産地ですが、ときには干ばつに見舞われます。でも、そこから逃げなかったことで、信心の前進、栽培技術の向上ができました」。取材で訪れた熊本県・天草の農家の言葉である

▼訪ねたのは、ミカンの一つ・デコポンの実が大きくなる時期。適度な水分を与えられかどうかが、品質を左右するが、数年に一度は干ばつに見舞われ被害を受ける

▼営農には大なる小なり、こうした“不利な条件”がある。農村部員の話は、困難な状態に陥った時、逃げるのか、挑むかーその一念に、実は技術向上の分かれ道があることを教えてくれた

▼ロシアの文豪トルストイは「ただねばりづよく、自分の目的に向かって邁進することだ」「正しい思想は豊かな実を結ばぬはずはない」と語る。(中村融訳『アンナ・カレーニナ』)。大地から逃げずに、営々と農作業を続けるメンバーの奮闘に、収益はもとより、地域の信頼も確実に増していく

▼池田名誉会長は「何事も楽しくやろうと決めることだ。いわんや学会活動は、自分自身の幸福のためである。動いた人が勝つ。妙法のために動いた分だけ、功徳につながる」と。苦難を追い風に、朗らかに、全力を尽くすなかに「勝利」は輝くことを確信したい。 ( 佳 )

★池田名誉会長の世界との語らい
 第25回 日本を代表するキリスト作家 遠藤周作
 仏法は強くなるための信仰
 21世紀の宗教の条件「平易な言葉」「寛容性」「明朗さ」

★全国高校科学グランプリ2007
 創価高校生が金賞 2000人を超える参加者 学園生5人が晴れて入賞

★わが友に贈る
 負けじ魂こそ
 一切の根本だ。
 希望をもって
 粘り強く悠然と
 活路を開け!