きょうの聖教新聞  2007・10・16

★名字の言

▼月周回衛星「かぐや」が、地球の美しい姿をとらえた。漆黒の闇に浮かぶ青い惑星。その美に多くの人が魅せられた。もしも「世界遺産」のように「宇宙遺産」があるのなら、破壊が進む美しい地球を登録してほしいと願うのは、人々に共通する思いだろう

▼「地球は一つ」しかない。だからこそ、今を生きる私たちは、しっかりと地球を守り、後世に譲り渡す責務がある。が、暮らしや境遇により、人の心はまちまちだ。環境問題で、世界的な合意を得るのは難しい。それぞれの国によって発展の度合いが異なり、環境への関心も一律ではない

▼池田名誉会長は、月面着陸を目指すアポロ11号が打ち上げられた1969年7月16日の翌日、創価学園生に、人類が月に立つことを願っていると語った。「なぜなら宇宙時代が早まれば、戦争がなくなるから!」と

▼あの壮挙を見ていた多くの人が、たとえ一時的であれ、「地球人」という共通感覚を持ち得たはずだ。それは分断という人類の流転の歴史を転換する可能性を示すものにちがいない

▼宇宙は人類を「一つにする」。生活の中で星空を仰ぐ詩心が失われつつある今、我らは生命をを宇宙大に広げ、利害や立場を超えた「地球人」のスクラムを広げていきたい。( 高 )


★欧州 ウクライナの首都キエフで自然との対話写真展 SGI会長撮影
 外務省が後援し2度目の開催
 真の詩人による比類なき写真芸術

★わが友に贈る
 「行学たへなば
  仏法はあるべからず」
  伝統の教学試験を
  受験する皆様 頑張れ!
  応援する人も共に成長を!