きょうの聖教新聞  2007・10・17

★名字の言

民俗学者宮本常一は73年の生涯で、延べ4000日を旅に費やし、合計16万キロを歩き通した。泊めてもらった民家は1000軒を超えたという

▼そんな活力あふれる彼を支えたものの一つが、若いころ、父が、「これだけは忘れぬように」と取らせた10か条のメモだった。愛情に満ちた言葉の傍ら、旅の心得も記されていた。“村でも町でも新しく訪ねた所は、必ず高い所に上って見よ。そうしたら道に迷うことはほとんどない”と(佐野眞一著『宮本常一が見た日本』)

▼人生はよく旅に例えられる。途中で道に迷い、八方ふさがりに感じる時もあるに違いない。しかし、そういう時こそ顔を上げ、背を伸ばし、ちよっと遠くを見ることだーと池田名誉会長は語る。「遠くを見れば、眼前の障害に隠されて見えなかった『行くべき道』が、見えてくるものだ」と

▼正しい信仰は、顔を上げる勇気を養う。背を伸ばす希望を培う。そして、見晴るかす行くべき道の先に何を見るかーそれが、その人の思想であり、人格を示すものといえるだろう

▼人権と平和のために戦う人間をつくること。学会で学んだこの思想のための人生でありたい。苦難はあれども、迷うことのない、正しい創価の師弟の道であるからだ。 ( 申 )

アメリカ マセッド市から池田SGI会長夫妻に名誉市民証
 カリフォルニア州 サンフランシスコ近郊の教育都市
 池田博士の焦点は青年 国際間の対話をリード

★わが友に贈る
 仏法は「一念三千」
 妙法を信じ抜く
 強盛な一念が
 自分を変える!
 世界を変える!