きょうの聖教新聞  2007・11・29

★名字の言

▼「大造じいさんとガン」「片耳の大シカ」・・・だれもが一度は読んだ童話作家椋鳩十の物語。今、子どもたちが夢中になっている

▼確かな観察力と丁寧な取材で描き出した動物の生態や習性。その描写には、子どもだけでなく、大人でさえも新鮮な発見がある

▼作品が魅了され続ける理由は、それだけではない。氏は息を引き取る直前まで、子どもたちの心に残る作品づくりに没頭した。「まだ書くぞ。キラキラしたものを書きたい。まだ死ねん」

▼氏のモットーには、こうある。「力いっぱい今を生きる」。“今”を懸命に生きるからこそ“明日”が開ける。その作者の生き方や姿勢が、作品の底流に流れているからこそ、読み継がれるのだろう

▼池田名誉会長と何度も語り合った中国の文豪・巴金氏の言葉も心に残る。文化大革命の受難の十年、精神的拷問と卑劣な人身攻撃を受けた。苦悩のどん底で、唯一考えたことは、「戦って、戦って、戦い抜いて生きていく」ことだった

▼次の時代に残っていくのは、こうした「師子奮迅の力」で築き上げたものだけだ。「中途半端」は、何も生まれない。課題を「後回し」にすることなく、現在の一瞬一瞬に、全生命を燃焼させて、広布第2幕を先駆しよう。( 葉 )

★広布第2幕 第3回全国青年部幹部会
 新時代を師子王の心で前進
 池田名誉会長が後継の友にスピーチ

★わが友に贈る
 「臆病にては
  叶うべからず」
 勇気を!
 もっと勇気を!
 人生は強気でいけ!