きょうの聖教新聞  2008・3・29

★名字の言

▼陽気に誘われ、東京の桜も満開。群れ咲く桜並木もいいが、会合へ急ぐ道すがら、路傍に咲く小さな花に気づき、はっとする

▼誰が見ずとも、我は我。春となれば燐と咲く潔さ。その孤高の姿に「冥の照覧」を思う。広布を支えてきたのも、喝采はなくとも、「いざ拡大!」となれば、師のため学会のため、一途に戦う無名の人々である

▼ナポレオンの劇的な生涯の中でも、かつて名誉会長が紹介した、大好きな場面がある。1814年の閲兵での出来事。ナポレオンは、一人の老兵に目を留めた。「どこかで会った気がする。名前は何というのか」

▼アルコレ橋、マンレゴ、アウステルリッツと、数々の激戦を、老兵は皇帝と共に勝ち越えてきた。功労に比べれば、あまりに低かった。皇帝と一緒であれば、それで満足であった。ナポレオンは、胸にあった勲章を自ら老兵につけてやった。太鼓、ラッパが響き、その場で老兵は大尉に昇進する。29年来泣いたことのない老兵の目に涙が光った

▼公平に、誠実に、頑張った人に報いる。陰の人を、草の根を分けても探し出して讃える。この名誉会長の闘いがあればこそ、学会もまた磐石な組織となったのである。この一点を深く銘記していきたい。( 飛 )

アメリカ・ジョージア州が池田SGI会長夫妻を名誉州民に
 州議会の上・下両院からは決議文
 仏法人間主義の哲理に根ざす 非暴力の社会変革運動を讃え

★わが友に贈る
 苦難に負けるな!
 誓いを貫け!
 強き一念に
 勝利と栄光の
 金字塔が築かれる!