きょうの聖教新聞  2008・4・23

★名字の言

▼わが国を代表する教育者・新渡戸稲造博士は第一高等学校の校長時代、課外講義を週1回2時間、全生徒を対象に連続で行った。教材は、世界的名著ばかり。ゲーテの『ファースト』、カーライルの『衣服哲学』、ミルトンの『失楽園』など

▼校長という激務の中での講演は「一高生に対する愛情が最も現実的具体的に現われた」行動の一つであり、先生の校長時代に一高生だった事は「大きな幸福」-『衣服哲学』の講義を懇願した山田三郎氏(独文学者)は卒業60年後、こう述懐した

▼「数世紀の試練をへた書物の中にこそ、困窮にあっても富を見出し、縄目をうけても自由を見、病にあっても健康を、悲しみにあっても歓喜を、孤独にあっても交わりを見出すのである」(『新渡戸稲造全集第20巻』教文館)。新渡戸博士のこの言葉通り、講義は次代を担う青年の「心の財」となったことだろう

創立者・池田名誉会長の創価学園生に対する特別文化講座「大詩人ダンテを語る」が始まった。創価大学生への「人間ゲーテを語る」「革命作家・魯迅先生を語る」、創価女子短期大学生への「キュリー夫人を語る」に続くもの

▼世界民衆詩人が語る珠玉の人間学ー若き友の人生勝利の原点と輝くにちがいない。( 川 )

★池田SGI会長とローマクラブ・ホフライトネル名誉会長
 対談集「見つめあう西と東」に英語版
 初の外国語版が英国I・B・トーリス社から

★わが友に贈る
 確信の人は
 いざという時に強い。
 自信をもって
 愉快に戦おう!
 我らの「5・3」へ!