きょうの聖教新聞  2008・5・24

★名字の言

バブル経済が崩壊し、90年代の日本は、経済不況に陥った。この機関は、「失われた10年」と表されるが、失ったのは「経済」ではなく、「生きる意味」であると、上田紀行氏は指摘する(『生きる意味』岩波新書

▼何のための人生か。「生きる意味」の喪失とは、この「何のため」という問いを、ないがしろにしてきた結果であろう。その弊害が今、社会のあちこちで噴出している

▼確固たる目的観のない生き方は、荒海を、羅針盤もなく漂うようなものである。また、目的の高低浅深は、歴然とした人生の“差”となって表われてくる

▼「自己」のことだけを目的にすれば、心は“利己主義”に支配される。人生は、それだけではない。仏法は、「他者」の苦を取り除き、楽を与える「抜苦与楽」の実践を説く。「自他共の幸福」を目指す行動にこそ、「自己」をも輝かせる道がある

▼池田名誉会長は語っている。「何のために生きるのか!-幸福になるためである。自他共の幸福の実現、すなわち広宣流布が私たちの信仰と人生の目的である」

▼互いに励まし合いながら広布の道を歩むなかに、最高に価値ある人生の意味がある。この極めて平凡で難しい目的を掲げ、まい進する日々でありたい。( 芯 )

ロシア連邦 サハ共和国が決定 SGI会長に「ヤクーチャヤ ロシア375周年記念賞」
 決定通知書 「わが国との教育・文化交流 世界平和への多大な貢献」

★わが友に贈る
 人生は勝負。
 生活も信仰も
 「確信」で勝て!
 あらゆる苦難は
 必ず乗り越えられる!