きょうの聖教新聞  2008・5・26

★名字の言

▼戦いには「スピード」が重要だ。古代世界を席巻し、ヨーロッパから遠くインドまでを版図に入れたアレキサンダー大王も、スピードが身上。あまりの速さに敵は舌を巻いた。速い者をたとえる「韋駄天」の話も、「アレキサンダー」からきているといわれる

鎌倉幕府が開かれて約30年後、朝廷と幕府との間で「承久の乱」が起こった。幕府内では、朝廷軍を迎え撃つ案が主流。が、重鎮の大江広元は「日時を累ぬるに於いては(中略)定めて変心有る可きなり」(『吾妻鏡』)と、兵を挙げて、すぐに攻めるよう主張する。結果、躊躇を捨て、速攻に転じた幕府が大勝利した

▼「戦い」にはもちろん、冷静な状況判断と準備が欠かせない。そのうえで、迅速に行動する組織、団体が勝利をする。「スピード」は、全体の士気、心の勢いをも高めるものだ

▼「広宣流布の指導者は、『スピード』をモットーとせよ!」と、戸田第2代会長は語った。その通り、池田名誉会長は電光石火のスピードで、今日の学会を築いてきた

▼今、創価の連帯は、192カ国・地域という未曾有の広がりを見せる。発展の要因は、悩める同志を、いち早く励まし、悪の根を直ちに断つ「スピード」にあることを忘れまい。( 由 )

アメリ創価大学で第4回卒業式
 創立者・池田SGI会長が記念のメッセージ
 若き「世界市民の王者」たれ
 デンバー大学ナンダ副学長ら1800人が祝福

★わが友に贈る
 リーダーの
 新鮮な息吹が
 組織を飛躍させる。
 今日も生き生きと
 人間革命の道を!

★今週のことば
 「日蓮が一門は
 師子の吼るなり」
 明快に堂々と
 「勇気」の対話を!
 確信の声の響きで!