きょうの聖教新聞  2008・7・8

★名字の言

▼目が不自由な方のお宅を訪問した。いろいろとお話を伺っていたら、突然「将棋せえへんか?」と。話には聞いたことがある。「盲人将棋」だ。将棋は学生時代以来だ。「飛車角落ち」でお願いする

▼こちらは「4七銀」のように、どの駒をどこに置いたかを言葉にする。その方は最初からすべてを暗記している。駒には、点字が打ってあるが、点字を確認しなくても分かるようだ

▼あっと言う間に「完敗」。「この桂馬がまずかったな。これを先に銀を、こう動かさんと」と、最初からすべてを再現して、教えてくれた。驚異的な記憶力

▼帰るとき「そこの路地まで」と送っていただいた。街灯が暗く、不注意にも躓いてしまった。「気をつけや。そこの舗装剥げてるんや」。すたすたと先を行く姿。「昼は不自由やけど、夜になったらあんたより自由かもしれんな。また来てや」

▼ずいぶんつらいこともあったと伺った。しかし、それを勝ち超えたゆえに、器量の大きさ、包容力、そして温かさも実感した。人間の持つ可能性、人を差別することの愚かさを、深く考えさせられた

▼「人は皆仏」。確かに、頭では分かる。が、それに心の底から気づくためには、やはり、人に会うことに尽きる、と心に刻んだ。( 哉 )

★韓国最大の通信社 連合ニュースが池田SGI会長夫妻に顕彰牌
 7・3「師弟不敗の日」を讃えたい!
 「ご夫妻の勝利の人生は人類への勇気と希望の光」

★わが友に贈る
 近隣に細心の配慮を。
 自転車の停め方
 私語を慎むなど
 良識ある行動から
 信頼の輪が広がる!