きょうの聖教新聞  2008・7・13

★名字の言

▼「あの人のようになりたい」と思える大人が周囲にいない。中高生の5割がそう考えている。国立青少年教育振興機構の調査で分かった。大人との関わりが少ないから?誇りを抱いて生きている大人が少ないから?

内閣府の調査では、最近の世の中の出来事について考え方に最も強い影響を与えたのは、小中高すべてで、テレビだった。親や学校の教師に比べて2倍の影響力。人との交流より勝っているところが心配だ

▼そうした調査結果に一石を投じるエピソードが脳裏に浮かんだ。離島に住む高等部員から聞いた、創価大学を目指すきっかけである。島に戻ってきた創大生が家庭訪問してくれた。先輩の耀く姿にあこがれた。「創大に入って、お姉さんみたいに成長したい」と

▼講談師で人間国宝一龍斎貞水氏は、こう語る。「一生懸命に生きている大人が、真剣に話をして、子どもたちに何かを伝えようとする。それを子どもたちは理解する」(『心を揺さぶる語り方』)。懸命に生きる人ほど耀いている。そんな先輩が後輩に語る一言の影響は、計り知れない

▼間もなく未来部躍進月間。“未来の宝”に触れ合う機会を活かしたい。21世紀使命会や未来部育成部長ら、先輩の使命は限りなく大きい。( 陸 )

★千葉 香取文化会館 明年の完成へ 神奈川 宮前文化会館 今秋着工
 正義と幸福の新宝城

★わが友に贈る
 青年を愛する地域は
 無限に伸びゆく。
 青年と共に行動を!
 青年の心で前進を!
 若き陣列を広げよ!

★今週のことば
 広宣流布
 青年の拡大だ。
 友情の拡大だ。
 会って語れば
 人材も仏縁も広がる。