きょうの聖教新聞  2008・7・29

★名字の言

▼“それは、まるで真っ暗な宇宙空間に放り出された感じ”。日本のヘレン・ケラーと呼ばれる福島智東京大学准教授が全盲ろうになった時のことをこう述懐している

▼目が見えず耳も聞こえない氏が先月、博士号を取得。夢に向かって進む姿は多くの人の希望となった。氏は9歳で視力を、18歳で聴力を失った。だが、“全盲ろう者になり、二つのことを学んだ”と昨春、東大の入学式の祝辞で述べている

▼一つは「人間は一人ぼっちでは生きていけない」。光と音を失った氏にとって、多くの人に支えられての成功であった。支えは。感謝の心へと変わり、前進の力となったはず。もう一つは「どのような困難な状況にあっても、可能性がゼロになるということはない。チャレンジし、現状を変革していく可能性は必ずある」

▼この二つは本紙の体験談にも共通している。障害をバネに、凱歌の人生を闊歩している人は大勢いる。加えて、「自分が励ます側」にいることが素晴らしい

▼「幸・不幸を決めるのは、環境ではない。あくまでも自分自身である「。この池田名誉会長の言葉に、どれほど多くの友が奮い立ったことか。一切を勝ちゆく鍵がここにある。( 奨 )

★ブラジルの希望都市が池田SGI会長を名誉市民に
 パラナ州 サンペドロ・ド・イブァイ市 ズリアン市長 創価の師弟の平和闘争を尊敬
 池田博士と共に 正義と幸福の道を

★わが友に贈る
 使命の道を走る
 無冠の友に感謝!
 どうぞお元気で。
 絶対無事故で!