きょうの聖教新聞  2008・9・19

★名字の言

▼懐かしい友人と久方ぶりに再会した。その対話ので“なるほど”と思ったことがある。友情には、五つの段階があるという。①新友②新友③信友④心友⑤真友、である

▼友と語り合うごとに互いを知り、出会いのドラマを深めていくことができる。自らの誠実な姿勢が「親」を「信」に変え、互いの信念を語る中で「信」は「心」へと発展し、「真」となる

▼会ったこともないメール相手などを「親友」と呼ぶ人が増えているという。その心理的背景として、精神科医の葛生洋房氏は「共感」する力が弱まっていると指摘。相手の思いを感じとる力を高めるために、自分の「精神の核」をつくりあげること、優れた人格の人に触れることを強調する(本紙5月4日付)

▼御書には「仏になるみちは善知識にはすぎず」(1468ページ)と。人間は「人の間」と書く。人間同士の触れ合い、語らいの中で自身の人格は磨かれる。共に触発し、共に成長する友の存在は、人生のかけがえのない宝だ

▼池田名誉会長は「よき友とのつながりを、どれだけ生き生きと広げていくことができるかーこの挑戦が『価値創造の人生』と。善の連帯が拡大すれば、社会は大きく変化する。その一歩も、一人の勇気の対話から始まる。( 芯 )

★フィリピン国立イフガオ農林大学が池田SGI会長に名誉教育学博士号
 平和の闘士を讃える第1号の英知の宝冠
 授与の辞 高潔な人格、人類への貢献 民衆に捧げた生涯を賞賛

★わが友に贈る
 御聖訓「わたうども
 二陣三陣つづきて」
 さあ打って出よ!
 正義の対話を
 幾重にも広げよ!