2008-09-20から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」  宝冠53  9月15日

ソ連の大地に別れを告げる時が来た。 山本伸一たち訪ソ団一行は空港に向かい、午後八時に、モスクワのシェレメチェボ空港を出発し、帰国の途に就いた。 伸一は、次第に高度を上げる飛行機の中で、一人の老人との対話を思い起こしていた。 この日の午後、「さ…

小説「新・人間革命」 宝冠52  9月13日

山本伸一の誓いのこもったあいさつが、参加者の胸に響いた。 「真の友好とは、その場限りのものではなく、将来にわたる、崩れざる友好でなければなりません。また、相互理解には、相互努力がともなうべきものであり、それがあってこそ、平和は達成されます。…

きょうの聖教新聞  2008・9・20

★名字の言 ▼「師匠とは、どういう存在ですか?」。池田名誉会長に第1号の名誉博士号を贈ったフィリピン国立イフガオ農林大学のゴヨハシ学長に、創価学園生が質問した ▼学長は「夢を実現するために師匠は必要です。誰からも学ぶことなく成功を得た人は存在し…

きょうの聖教新聞  2008・9・19

★名字の言 ▼懐かしい友人と久方ぶりに再会した。その対話ので“なるほど”と思ったことがある。友情には、五つの段階があるという。①新友②新友③信友④心友⑤真友、である ▼友と語り合うごとに互いを知り、出会いのドラマを深めていくことができる。自らの誠実な…

きょうの聖教新聞  2008・9・18

★名字の言 ▼今年はロシアの文豪トルストイの生誕180周年。それを記念して制定された「トルストイの時代」賞の第1号が、池田SGI会長に贈られることが決まった ▼授賞を発表したウラジーミル・トルストイ氏は文豪の玄孫。氏は今年、来日中の講演で、文豪が悩…

きょうの聖教新聞  2008・9・17

★名字の言 ▼「身はたとひ/武蔵の野辺に/朽ちぬとも/留め置かまし/大和魂」。獄中で、吉田松陰が門下生に綴った『留魂録』の冒頭に掲げられた辞世の句である ▼その中で彼は、お互いが「志」を同じくする大切さを訴える。「天下の大事を成功させるためには、天…