きょうの聖教新聞  2008・9・18

★名字の言

▼今年はロシアの文豪トルストイの生誕180周年。それを記念して制定された「トルストイの時代」賞の第1号が、池田SGI会長に贈られることが決まった

▼授賞を発表したウラジーミル・トルストイ氏は文豪の玄孫。氏は今年、来日中の講演で、文豪が悩める友に教えた民話を紹介したー皇帝が三つの質問の答えを探していた。「一番大事な時はいつか?この世で一番大事な人は誰か?今何をなすべきか?」

▼賢者に聞いても分からない。落胆して散歩に出たときに出会った少女に尋ねると、「一番大事な時は今この時、大事な人は今自分の横にいる人、なすべきことは自分の横にいる人に善を行うこと」と

▼皇帝は喜び、少女が持っていた重い井戸水を代わりに運んであげた、というもの(8月21日付「文化」欄)。“あれこれ悩むより、かけがえのない今を悔いなく生きよ!眼前の一人を救え!”と、文豪は友を励ましたのだ

▼人は悩むと観念の迷路に陥りがちだ。だが、生き詰まりを打破するには行動しかない。文豪の晩年は、思想を行動に移す戦いだった。先のSGI会長への授賞も、文学・哲学遺産の普及と人類の精神変革への「行動」を讃えたものだ。思想は勇気の一歩の中に生き続ける。( 香 )

★経済学検定の大学対抗戦で創価大学が日本一!
 堂々の2連覇を達成

★わが友に贈る
 題目をあげて
 あげ抜いて
 偉大な歴史をつくれ!
 勇気をもって
 前進また前進だ!