きょうの聖教新聞  2008・11・23

★名字の言

▼「人間の所業百態」を表しているといわれる落語。今、ちよっとしたブームだ。いつでも誰でも気軽に落語が聞ける「常打ち小屋」が大阪にできたことも一因らしい

噺家が落語を覚えるのに、教科書を使うのかといえば、そうではないという。噺を短く切って、師匠がお手本を示す。その後を弟子がついて練習する

▼二度三度と繰り返し、次へ進む。師匠が顔を付き合せての稽古。まさに“口伝”。その場で弟子は、頭と体にたたき込む。本紙のトークにも登場した人間国宝桂米朝氏。その孫弟子の桂吉弥さんは「師匠の言葉が宝物です」と。噺家にとって師から受け継いだ言葉は“命”そのもの

▼いずこの世界にあっても、師の存在は不可欠だ。師は、培ったことを惜しげもなく弟子へ注ぎ込む。弟子は、師の全てを継承し、さらに発展させていく。「人間は師匠の存在があってこそ、深く人生を学ぶことができる」とは、ハーバード大学ドゥ・ウェイミン教授の至言

▼名誉会長は常々、恩師の言々句々を紹介する。「戸田先生の大事な指導を、私は一つ一つ記し残しておいた。先生が言われたことは、一言一句たりとも、ゆるがせにしない」。何を人生の根幹としていくかで幸不幸は決まる。師弟に勝るものはない。( 葉 )

アメリカ連邦下院議員が宣言 学会創立78周年の11・18を祝賀
 宣言書 国際的な指導者として平和・文化・教育に献身
 ダイサク&カネコ・イケダ勝利の日

★わが友に贈る
 使命の舞台に
 深く「根」を張れ!
 焦らず地道に
 基礎を固めた人が
 最後に必ず勝つ!