きょうの聖教新聞  2009・1・18

★名字の言

▼「初日の出 不二の山も 悠然と いざ勝ちまくれ 富士が見つめむ」(第1回)。年頭から、世界桂冠詩人である池田名誉会長の詩歌と富士の写真が連載され、反響を広げている

▼古来、富士に感化されたというエピソードは少なくない。約100年前、日本最初の公害とされる足尾鉱毒事件に抗議し、正義のペンをふるった明治の女性記者・松本英子さんも、その一人

▼彼女は幼少の頃、教育者の父に手を引かれ、故郷の千葉・木更津の小高い場所から富士を見せられた。帰宅後、父は、きょう見た富士を絵に描きなさいと筆を執らされた。それが何回も続いた。後年、彼女は、今思えば、父は「此の富士の高き気風に感化されよ」との心であったのだろうと述べている(府馬清著『松本英子の生涯』昭和図書出版)

▼公害と戦った後、渡米。第1次世界大戦に反対を唱え、最後までペンによる非戦のための闘争を続けた。その心に父と見た富士の雄姿があった

▼折々に富士を執ってきた名誉会長。銀嶺の王者。桜花との共演。湖面に舞う頂。黄金の宝塔の峰。どれも、君よ恐れるな、強く生きよ、と呼びかけてくれる

▼「悠然と 私の心も 富士の山」(第5回)。気高き富士を、わが心に焼き付けて、さあ勇気の前進!( 進 )

★アルゼンチン・タンゴノ巨匠・レケーナ氏から池田SGI会長に献呈曲
 平和への詩人に捧ぐ 音楽の心の2作品
 レケーナ氏「偉大なる心と人類愛を表現」

1・17 「阪神ルネサンスの日」勤行会
 大震災から14年 兵庫、大阪で全犠牲者を追善

★わが友に贈る
 「二度とない出会い」
 その決心で
 目の前の一人と
 友情を結び合え!
 正義を語り合え!