きょうの聖教新聞  2009・1・26

★名字の言

▼「自動車に乗って、旅行地への危険な道へかかる時でも、すぐ、万一の時は、新聞がと思う。怪我をしたら、口述でも、つづけなければ、などとつまらない、空想をよぶ」。新聞小説の執筆に対する文豪・吉川栄治氏の述懐だ(『全集52』講談社

▼一本の大きな主題から細かいテーマまで、小説の構想を練り、文献・資料の収集に当たるだけでも大きな労作業である。しかも、毎日の連載となると、一日も気が休まる時がない。書くことだけでなく、健康にも細心の注意を払わなければならない

▼池田名誉会長が小説『人間革命』執筆を開始して、今年で45周年を迎える。『新・人間革命』と合わせると、連載回数は5500回を超す。時には高熱を押して、時には朝方までかかって、1枚1枚と書き綴ってきた

▼その上に、世界の識者との対談の連載、同志の激励に詠み贈る長編詩、和歌、句など、激務の合間を縫ってのペンの闘争。この師の渾身の励ましによって、どれだけ多くの友が勇気を持って人生を勝ち開いてきたことか

▼名誉会長は『新・人間革命』の連載開始時に「その執筆は、限りある命の時間との、壮絶な闘争となる」と。師が全魂を込めて筆を執る大河小説を学び、自らの人間革命に挑みたい。( 芯 )

★第34回「SGIの日」記念提言㊤ 「人道的競争へ 新たな潮流」
 現代文明の混迷広げる「抽象化の精神」の罠から脱しー 試練に立ち向かう人間の凱歌を

★わが友に贈る
 仏法の道は
 「報恩」の道!
 父母・師匠の恩に
 応えゆく心こそ
 尊き人間性の証しだ。

★今週のことば
 わが地域の勝利が
 世界広布の前進!
 リーダーは
 最前線を歩け!
 一人一人と語れ!