きょうの聖教新聞  2009・1・31

★名字の言

▼「どうすれば楽器演奏が上達するでしょうか」。あるオーケストラの指揮者に質問したことがある。徹底した基礎練習の反復か、音楽に関する思想を深めることかー畳みかけた筆者の言葉に、彼は「それもありますが」としつつ一言、「上手な人と一緒に演奏するのが一番です」

▼一人では難しい部分も、上手な人の“響き”につられ、いつの間にか演奏できるようになってしまうという。だから、恥ずかしがらない人こそ劇的に伸びる、と

▼先ごろ取材したある研究者は、かみしめるように語っていた。「学者として徹底した思索は欠かせませんが、独りで考えているだけだと、堂々巡りになる時がある。そうした自身の“発想の壁”を突破するには、良い聞き手との『対話』に勝るものはありません」。万般に通じる知恵を感じた

▼人間は、人間との触発の仲でこそ、大いなる飛躍を遂げることができる。逆に心を閉ざしてしまえば成長は望めまい。いかに良い出会いを得て、良き関わりを育むことができるのか。それが充実と向上の人生につながる

▼「共に成長しよう!」「共に前進しよう!」。温かな励ましがあり、溌剌とした生命の触発がある学会の世界。現代における創価の運動の重要性も、ここにある。( 己 )

★名誉会長の初訪中35周年を慶祝
 中国の交換教員が創立者の海外講演めぐり考察
 
★わが友に贈る
 先駆の中の先駆
 同志よ勝ちまくれ
 「我らに続け」と
 全国に
 勝利の波動を!