きょうの聖教新聞  2009・2・24

★名字の言

▼今から50年前。一人のアフリカ人留学生がケニアから米国へ。彼は留学先のハワイ大学で米国人女性と知り合い結婚。やがて男の子が誕生。その子こそ、黒人として初の大統領となったバラク・オバマ氏である

▼父はケニアに戻り、母国の発展に尽力。母とオバマ少年はアメリカに残った。少年は母に育てられた。母は白人だったが、オバマ少年に公民権運動の指導者キング博士の夢を語り、黒人の優秀な法律家や音楽家の活躍を教えた

▼現実派差別が溢れていた。しかし、「我々は堂々と美しく、その逆境を生きるのだ」と母は子を励ました(白倉三紀子・木内裕也訳『マイ・ドリーム・オバマ自伝』)

▼キング博士の盟友ローザ・パークスさんも池田名誉会長との対談で、最も尊敬する人は「母」と。「自尊心を持ちなさい。人から尊敬される人になり、人を尊敬していきなさい」が母の教えだった。歴史的な黒人大統領誕生の背後には、差別と戦い続けた、無数の母の愛と信念と祈りの連鎖があった

▼名誉会長は詠んだ。「母の祈りに/勝る力はない。/祈り戦う/母の行動を/しのぐものはない」(「偉大なる尊き母の交響楽」)。学会の大発展を支えた誉れ高き「創価の母」に心から感謝を捧げたい。( 進 )

アメリカ カリフォルニア州 ロサンゼルス郡 1・26「SGIの日」に寄せて
 創価の三代の師弟を世界が讃嘆

★わが友に贈る
 仏法は峻厳だ。
 真面目に戦った人は
 無量無辺の
 功徳に包まれる。
 絶対の確信で進め!