きょうの聖教新聞  2009・4・14

★名字の言

▼機先を制して攻撃の優位に立つことを「先手を取る」という。将棋や囲碁で、先に手を下ろす方を「先手」というところから転じた言葉だ

▼将棋では、これまで「先手が有利」とされてきたが、このほど異変が起こった。2008年度の公式戦の通算成績で、後手番が先手番に勝ち越したのである。勝率は5割3厘。わずかな勝ち越しだが、日本将棋連盟が1967年度に統計を取ってから、初めてのことである

▼なぜ、こうした現象が生まれたのか。羽生喜治名人は「棋士が序盤で工夫を重ねてきたことが(後手番の)勝率アップにつながったので」と分析する。後手は先手よりも不利だと分かっている。では、どうやって劣勢を挽回し、勝利をつかむのかー棋士たちは研究した。そのなかで、「後手でも積極的に攻める新戦法」など、これまでの常識を覆す作戦が考え出された

▼仕事においても人生においても、“しまった!後手を踏んだ”と悔やむ局面が多々あろう。だが勝つ道は必ずある。「攻める姿勢」を貫き、勝機が見えるまで努力し続けることだ

▼池田名誉会長は「攻めて攻めて攻めまくれ!その心で進んだ人が勝つ」と励ましを送る。攻撃精神を持ち続け、職場で、広布の庭で、勝利に花を咲かせたい。( 明 )

★全国で創価の友のスクラム 堂々と人生勝利の王者たれ
 原田会長は千葉特区 壮年部の大会へ 関西団地部も朗らかに

★わが友に贈る
 勝利の人は
 今日という
 「一日」の
 大切さを知る。
 真剣の弟子たれ!