きょうの聖教新聞  2009・4・26

★名字の言

▼東京・目黒区駒場にたたずむ日本民藝館。初代館長は「日本民芸運動の父」と称される柳宗悦である

▼彼は、名もない職人たちの手による実用品にこそ真の美が宿ると主張した。中でも、庶民の生活から生まれた民芸品は、すべての無駄が省かれ、「なくてはならぬもの」だけが残っている。丈夫であり、役に立つ。この「素朴な姿」こそが本当に美しさなのだという

▼彼は「民衆の力」を見詰めていた。いわく「民衆への否定は常に誤謬(誤り)なのです。工藝の美を支える力は名もなき民衆なのです。あの天才すら及び難い無心の作を産む民衆なのです」と(『民藝とは何か』)

▼庶民の力は、時に天才をも凌駕するものだ。池田名誉会長は「学会を築いてきたのは、何があろうと、歯を食いしばって戦ってきた無名の庶民です」と、広宣流布に走る無名のの勇者たちに励ましを贈り続ける

▼中国・アモイ大学の黄順力教授が「(名誉会長の講演には)『民衆の力』への期待と信頼が漲っている」と讃えるように、偉大な「民衆の力」を、どこまでも信じ、讃え、鼓舞してきたのが、名誉会長の足跡である。それはそのまま、創価学会の歩みでもある。師に続き、わが町で、民衆勝利の旗を堂々と振ろうではないか。( 行 )

★池田SGI会長 世界華文文学連合会「顧問」に
 潘耀明執行会長一行が来日し称号授与式
 授与の辞 民衆が愛する文化の巨匠 池田先生の文学創作は 崇高な精神の宝庫

★わが友に贈る
 きょうに勝ち
 明日に勝つ
 長き道程だ。
 互いの健康を祈り
 大生命力で挑め!