きょうの聖教新聞  2009・5・18

★名字の言

▼「憲法週間」のある5月。あらためて国の根本法を考えたいと、一書を手にとった。大幅な加筆を経て20年ぶりに発刊された『日本国憲法の誕生』(古関彰一著 岩波書店)である

▼新たな研究成果も参考になったが、憲法の「口語化」に感慨を覚えた。草案が発表された1946年当時、日本のsyべての法令は文語体の記述だった。95年に刑法が、2005年に商法が、ようやく口語筆記になったことを思うと、実に画期的な出来事だ

▼口語化に積極的だった判事の三宅正太郎は、文語派の「威厳があり含蓄がある」との主張を敢然と論破した。一般の人が分からず、権力を持つ者だけが解釈の鍵を持ち、それを国民に押しつける危険は懲り懲りだーと(『三宅正太郎全集』)

▼いつの時代も、権威・権力を誇示しようとする者は、“威厳”などという鎧で自らを飾り、他を寄せつけない。その点、われらの憲法は、国民に開かれた、まさに主権在民最高法規である

▼戸田第2代会長は、憲法制定の意義を「個人の自由と尊厳を確立し、戦争のない平和な社会を建設する」ことと訴えた。「幸福追求権」(第13条)も保障されている。理想の実現へ、国民一人一人も、国家も、全力を尽くす21世紀を築いていきたい。 ( 杏 )

★7・11結成 男子部よ勝ちまくれ
 広布の決定打を放つ若き力
 今月 青年部幹部会を  ニューリーダー ヤング男子部大会に

★わが友に贈る
 誰かではない
 まず自分が
 勝利の波動を!
 先陣を切って
 戦う功徳は無量だ

★今週のことば
 仏道修行の極意は
 一対一の対話だ。
 誇り高く最前線へ!
 祈って語って
 生き生きと進め!