きょうの聖教新聞  2009・5・21

★名字の言

▼建物の破片700点が並ぶ「建物のカケラ」展を訪ねたことがある。展示された破片は、手塚治虫が住んだアパートの外壁、美空ひばり邸の鉄扉の飾り、巣鴨プリズンのれんが等々、年代も場所も様々だ

▼カケラを集めた一木努氏は「小さな破片となっても、建物の想いを伝え、過ぎ去った時間を教えてくれる」と。私たちの日常においても、ちょっとした断片から過去を思い起こすことがある

▼ある青年部員。夜間大学に通っていた当時、短くなった鉛筆が引き出しから出てきた、鉛筆の端の削った箇所には、「ガンバレ」と書いてある。未来部員だった当時、男子部の先輩がくれたものだ

▼「頑張るんだよ。師匠の期待に応え、君が活躍する。その姿を想像しながら僕は題目をあげているよ」。先輩の励ましを思い出した。多忙な中の渾身の激励だった。諦めかけていた夢に再び挑戦。今、念願だった教壇に立つ。地元では「後輩たちに恩返しを」と未来部の友に尽くす

▼池田名誉会長は語る。「私は、あらゆる機会、あらゆる瞬間をとらえ、一人また一人と、激励を続けた。今日の出会い、今この時の対話が未来を決する」と。友と語るには、一期一会の思いで臨むことだ。必ずや相手の心に何かを残すことだろう。( 陸 )


★ブラジルの環境都市 ジャルジャン市 SGI会長を「名誉市民」に
 全会一致で市議会が決議
 「池田博士は平和の闘士 偉業は永遠に刻まれる」

★わが友に贈る
 強いことは幸福だ。
 まず自分に勝て!
 そこから勝利への
 破竹の勢いが始まる
 誇り高く進め!