きょうの聖教新聞  2009・7・15

★名字の言

▼この一年間に流されたテレビコマーシャル1万7765作品を調査したところ、約6割が視聴者の印象に、ほとんど残っていないという。不評だった作品の中には数億円かけたもの、有名タレントを使ったもの、何百回も放映したものもあった(「CM総合研究所」調査)

▼多様化したメディア社会。その中で人の心に何かを残すことが、いかに難しいかー調査は雄弁に物語っている。加えて、もっと困難なことがある。それは一度、人の心に残った印象を打ち破ることだ

▼最近の脳科学の研究によると、人間の脳は、「なるべく少ない労力で、的確な結論を出したい」という節約・安定の志向性を持つことが分かってきた。よほどのことがない限り、一度、安定化させた結論は修正しない傾向があるというのだ

▼つまり、最初に目にし、耳にした情報は変えにくい。ずっと心に残ってしまいがちなのである。だからこそ、一番初めに何を伝えるかが大切になってくる。後で先入観を覆すのは、何倍もの労力がかかる

現代社会には、情報があふれている。まさに玉石混交の情報の海にあって、いかに正しい情報を素早く発信していけるか。先んじて真実を伝えることができるのかーここに広布の言論戦の要もある。( 高 )

アメリカ テキサス州テンプル市 SGI会長夫妻を名誉市民に
 市長 人類への慈愛の心を賞賛 世界平和を促進する偉人

★わが友に贈る
 人材を見つけ
 真剣勝負で
 育てた所が勝つ!
 新しき力で
 未来へ船出だ!