2009-07-18から1日間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2009・7・18

★名字の言 ▼水中を華やかに舞うシンクロナイズドスイミング。井村雅代氏は、2004年のアテネまで27年間、6回の五輪すべてで日本にメダルをもたらした名コーチだ ▼選手が「もう私、これが限界です」と弱音を吐くと、彼女はいつも「限界ってどこにあるの…

きょうの聖教新聞  2009・7・17

★名字の言 ▼「メロスは激怒した」-。本年、生誕100年となる太宰治の『走れメロス』は、この一節から始まる(岩波文庫) ▼メロスは、何に対して怒ったのか?それは、「邪悪暴虐の王」に対してであった。彼は、罪のない人々を平然と殺す傲慢な権力者が許せ…

きょうの聖教新聞  2009・7・16

★名字の言 ▼俳人・正岡子規の直筆の選句集がこのほど発見され、話題になっている。俳句の世界をもっと自由で雄壮なものに広げようと「俳句革新」を志した時期の作品とみられる ▼子規の生涯は、病を抜きに語れない。雅号「子規」とはホトトギスの異称。学生時…

きょうの聖教新聞  2009・7・15

★名字の言 ▼この一年間に流されたテレビコマーシャル1万7765作品を調査したところ、約6割が視聴者の印象に、ほとんど残っていないという。不評だった作品の中には数億円かけたもの、有名タレントを使ったもの、何百回も放映したものもあった(「CM総合…

きょうの聖教新聞  2009・7・14

★名字の言 ▼「閑さや岩にしみ入蝉の声」。芭蕉の名句が似合う季節だ。かつて、ここに詠まれたセミは何かとの論争があった。句の生まれた山形県が故郷の詩人・斉藤茂吉は、アブラゼミを主張。一方、夏目漱石研究の第一人者・小宮豊隆は、ニイニイゼミだと反駁…

きょうの聖教新聞  2009・7・13

★名字の言 ▼米・公民権運動の指導者キング博士。その闘争の原点の一つは、高校時代にあった。弁論大会で優秀な成績を収めた帰りのバス。黒人というだけで、無理やり席を立たされた。人生で最も屈辱を受けた瞬間だった。不当な差別をなくしたいーそのために学…