きょうの聖教新聞  2009・7・18

★名字の言

▼水中を華やかに舞うシンクロナイズドスイミング。井村雅代氏は、2004年のアテネまで27年間、6回の五輪すべてで日本にメダルをもたらした名コーチだ

▼選手が「もう私、これが限界です」と弱音を吐くと、彼女はいつも「限界ってどこにあるの?どこに見えてるの?」と聞いた。そうやって、選手の心から、固定観念や限界という言葉を取り払い、潜在能力を引き出した(NHKテキスト『知るを楽しむ~人生の歩き方』)

▼ある青年の体験を思い出す。設計事務所に就職したが、雑務のような仕事ばかり。休みもない。「もう駄目だ」と絶望していた時、池田名誉会長のスピーチと出合った。「『自分なんかもう駄目だ」と思うような瀬戸際の時が諸君にもあるにちがいない。実は、その時こそが、自身の新しい可能性を開くチャンスなのである」と

▼目が覚める思いだった。一番つらい今こそ「一番成長できる時」と知った。以来、どんな仕事にも、これ以上できないくらい全力を注いだ。周囲の評価も高まり、百貨店など大きな仕事を任されるまでに。今は独立し、1級建築士の資格も取得した

▼「限界だ」と思う時こそ、実は勝利のドラマの始まりだと痛感する。きょうも、新しい自分史を綴りたい。( 陸 )

★東京 関西  創価学園で7・17「栄光の日」集会
 創立者がメッセージ  負けじ魂とは究極の勇気

★わが友に贈る
 誰の生命にも
 無限の力がある。
 それを勝ち開く
 偉大な源泉が
 「師弟」の魂だ!