きょうの聖教新聞  2009・8・24

★名字の言

仙台市の晩翠草堂を訪ねた。詩人・土井晩翠が晩年を過ごした建物で、現在は資料館になっている。晩翠が生前使用したベッドも現存。枕元の高さに目線を置くと、窓の外に、緑の庭が見えた

▼「晩翠」とは、冬枯れの時、なお草木が緑色であるとの意(広辞苑)。晩翠の筆名も「冬になっても木々の緑は変わらず、その成熟はじっくり訪れる」との意味の漢詩の一節に由来するー冬に耐え、じっくり成熟するー東北の壮年部員の姿を思い起こした

▼「人の役に立つ研究者になりたい」と20歳で入会。大学教員になるも研究成果が出ない。それでも諦めることなく、信心根本に精進を重ねた。苦節の末、博士号を取得。国立大学の教授に。近年、開発した新技術を世界が注目するまでに。人生の冬を勝ち越え、見事な勝利の花を開かせた

▼振り返ってみると、「苦しいときこそ、学会活動に励んだ」という。高い目標を達成するには、自身の境涯を高めるしかない。これが学術者である彼の信念でもあったからだ

▼きょう24日は「壮年部の日」。人生も広宣流布の闘争も、総仕上げが最も大事だ。豊富な経験と熟成した人格。壮年部の友ならではの力闘を期待したい。壮年こそ広宣流布の勝敗を決する最終ランナーだ! ( 城 )

★8・24 師弟の大城は永遠に燦たり
 9月 本部第2別館が完成
 創立80周年へ学会本部周辺の整備進む

★わが友に贈る
 「賢者はよろこび
 愚者は退く」
 信心強く
 烈風を跳ね返せ!
 攻撃精神で勝て!

★今週のことば
 「いまだ こりず候」
 堂々と師子の勇戦を!
 強気で攻め抜け!
 祈りに祈って
 団結で快勝せよ!