きょうの聖教新聞  2009・8・26

★名字の言

▼横浜・旭区の鶴ヶ峰で、大きな石碑を目にした。この地で戦い没した武将・畠山重忠を顕彰するものだ。同区内には重忠をゆかりの史跡が点在。長く人々から敬愛されてきたことを物語る

源頼朝に仕え、幾多の戦いで活躍。鎌倉幕府の成立にも貢献した。日蓮大聖人も「畠山重忠は日本第一の大力の大将なり」(御書1247ページ)と。当時から傑出した剛勇で名を馳せた

▼英知にも秀でていた。奥州の合戦で、2万余りの軍勢による強固な守りに直面。巧みな戦術で活路を開き、「思慮すでに神に通ずるか」と讃えられたという(『畠山重忠吉川弘文館

▼知勇兼備。その原動力は何だったのか。後世の浄瑠璃には身は離れていても、いつも重忠の心は頼朝のそばにあったからだ(「出世景清」)とうたわれた。主君に勝利を誓い、そのために全魂を注ぐ。この心意気が、重忠の卓抜した知恵と勇気の源泉だったと言えよう

広宣流布の戦いも同じだ。勝利を心に固く誓った時、「難局を必ずや転換してみせる!」と勇気がみなぎる。智慧がわく。法華経の「勇猛精進」の深義について、池田名誉会長は「勇とは勇んで行動する勇気。猛とは智慧の限りを尽くす執念」と。勇む心を全身に猛らせ、未聞の歴史を勝ち開きたい。 ( 定 )

★堅塁中部をリードする師弟城を建設 三重 桑名文化会館
 名誉会長の初来県50周年に希望の槌音

★わが友に贈る
 強盛な祈りが
 不可能を打ち破る!
 「湿れる木より
 火を出し」
 大信力で競り勝て!